解体前の残置物撤去・遺品整理の流れと費用|業者の使い分けと損しないスケジュール

解体前の残置物撤去・遺品整理の流れと費用
Leftover Items Removal Before Demolition

「相続した実家に大量の荷物が残っている」というご相談は非常に多いです。残置物の処理を間違えると解体費用が30%以上増えることがあります。遺品整理業者・不用品回収業者・解体業者の使い分けと、費用を抑えるスケジュールの組み方を解説します。

目次

残置物を残したまま解体すると何が起きるか

Chapter 01
01
Leftover Items Risk
追加費用が発生する理由

残置物を残したまま解体に出すと追加費用が発生する

解体業者に依頼する際、建物内に荷物・家具・家電などの残置物が残っていると追加費用が発生します。残置物の量・種類によっては、解体費用の10〜30%が追加になるケースもあります。

残置物の種類 撤去費用目安 備考
家具(タンス・ベッド等) 1〜3万円/点 重量・材質による
家電(冷蔵庫・洗濯機等) 5,000〜2万円/点 リサイクル料別途
衣類・雑貨の大量荷物 5〜30万円 量・種類による
仏壇・神棚 2〜10万円 供養が必要なケースあり
ピアノ・金庫 2〜8万円/点 重量物のため割高
大量の書籍・雑誌 2〜10万円 重量と量による

実は、解体業者に残置物の処理も任せた方が楽に見えますが、分別・リサイクルを専門に行う「遺品整理業者」や「不用品回収業者」に先に依頼した方が、総費用を抑えられることが多いです。

遺品整理・不用品回収・解体の使い分け

Chapter 02
02
Who to Call First
依頼の順番と使い分け

遺品整理業者と解体業者、依頼の順番と使い分け

業者種別 得意なこと 特徴
遺品整理業者 形見分け・貴重品の確保、買取・寄付の手配 遺族の意向に寄り添った仕分けが得意
不用品回収業者 家具・家電・雑貨の一括撤去 即日対応可能なことが多い。リサイクル料込みの業者を選ぶ
解体業者 残置物含む建物の一括解体 分別・仕分けには不向き。追加費用が割高なことが多い

亡くなった親の実家を解体する場合は「遺品整理→不用品回収→解体」の順番が理想的です。まず遺品を整理して形見や貴重品を確保してから、不用品として一括回収し、建物を空にした状態で解体業者に引き渡すと費用が最小化されます。

買取・寄付で費用を相殺する方法

状態の良い家具・家電・美術品は買取業者に売ることができます。また、衣類・食器・本などはリサイクルショップや福祉施設への寄付が可能なケースもあります。費用ゼロや持ち出し費用の軽減につながります。遺品整理業者の中には「買取付き」のサービスを提供しているところもあります。

残置物の種類別・処分費用と注意点

Chapter 03
03
Disposal Cost Guide
品目別の処分費用

残置物の種類別・処分費用と注意点

家電リサイクル法の対象品目

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコンは家電リサイクル法の対象です。不法投棄は厳禁で、メーカー指定のリサイクルルートで処分する必要があります。費用は品目・メーカーにより異なりますが、1点あたり1,000〜5,000円程度です。

処分に困る特殊なもの

品目 処分方法
農薬・薬品類 専門業者への依頼が必要。自治体回収不可のものが多い
灯油・ガソリン 地元のガソリンスタンドに持ち込み(無料〜500円)
仏壇・神棚・位牌 供養(お焚き上げ)後に処分。寺院・遺品整理業者に相談
ピアノ 買取業者に相談(状態次第で0〜数十万円の差)
金庫 鍵が開く場合は買取、開かない場合は処分業者に依頼

作業スケジュールと進め方

Chapter 04
04
Work Schedule
解体前1ヵ月の流れ

作業の進め方とスケジュールの目安

時期 作業内容
1ヵ月前 遺品整理の優先順位決め・業者の問い合わせ開始
3週間前 遺品整理業者・不用品回収業者の見積もり取得・日程確定
2週間前 貴重品・形見分け品を取り出し完了
1週間前 家電リサイクル品の引き取り申込み
3〜5日前 不用品回収業者による一括撤去
解体当日 建物を空にした状態で業者に引き渡し

遠方に住んでいてなかなか片付けに行けない方は、「遺品整理+撤去+解体」を一括で受けるサービスを提供している業者に依頼する方法もあります。ただし分別・買取の精度は落ちるため、価値あるものは事前に確認しておくことをお勧めします。

よくある質問(FAQ)

Chapter 05
05
Frequently Asked Questions
疑問にお答えします
Q: 親が亡くなり実家に大量の荷物が残っています。まず何から手をつければよい?
A: まず「捨てられないもの(位牌・アルバム・貴重品)」を先に仕分けてください。次に、不用品回収業者または遺品整理業者に見積もりを依頼します。建物の解体は荷物が片付いてから依頼するのが費用を抑えるコツです。
Q: 残置物がある状態で解体業者に頼んでも大丈夫?
A: 大丈夫ですが、追加費用が発生します。特に量が多い場合は、解体費用より残置物処理費用の方が高くなることもあります。事前に「残置物の量と種類」を業者に伝え、見積もりに含めてもらうことが重要です。
Q: 仏壇や神棚の処分に特別な手続きは必要?
A: 法的な義務はありませんが、多くの方がお寺や神社でのお焚き上げ(供養)を選ばれます。遺品整理業者の中には「提携寺院での供養付き」のサービスを提供しているところもあります。宗教的な背景に合わせてご判断ください。
Q: 不用品回収業者に頼む際の注意点を教えてください。
A: 「一般廃棄物収集運搬業許可」を持っているか確認してください。許可のない業者に依頼すると、不法投棄されるリスクがあります。また「無料回収」と謳っておきながら後から高額請求するトラブルが全国で報告されています。見積もりを事前に書面でもらうことが重要です。
FROM THE FOUNDER
菊池隆弘

菊池 隆弘
解体適正価格チェック 代表
業界歴25年 | 25 YEARS IN THE INDUSTRY

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