解体工事の重機の種類と費用|ユンボ・圧砕機・カッターなど構造別の選び方を徹底解説

解体工事の重機の種類と費用ガイド
Types of Demolition Heavy Machinery Guide

解体費用は使用する重機の種類(ユンボ・圧砕機・カッター等)によっても変わります。実は建物構造に合った重機選びが工期短縮とコスト削減の鍵。重機の種類・リース料・構造別の選び方・見積もりの見極め方を業界25年の視点で解説します。

目次

解体工事で使われる主な重機の種類と役割

Chapter 01
01
Types of Demolition Heavy Machinery
ユンボ・圧砕機・カッター・ロングアーム

解体工事で使われる主な重機の種類

解体工事の費用は、使用する重機の種類によっても変わります。実は、建物の構造・規模・立地に応じて適切な重機を選ぶことが、工期短縮とコスト削減につながります。ここでは代表的な解体重機とその役割を整理します。

重機・アタッチメントの種類 主な用途 特徴
油圧ショベル(ユンボ・バックホー) 最も基本的な解体重機 アタッチメントを付け替えて多用途に使用
ミニユンボ(超小型重機) 狭小地・旗竿地・室内解体向け 幅80cm〜。重機が入れない現場で活躍
圧砕機(ニブラ)付き重機 コンクリート・RC造の破砕 コンクリートを挟んで砕く。RC解体に必須
ブレーカー(大型削岩機)付き重機 頑丈な基礎・厚いコンクリートの破砕 打撃で砕く。基礎解体・岩盤に使用
カッター付き重機 鉄骨の切断 鉄骨造の解体で鉄骨をハサミで切る
ロングアーム重機 高層建物・高所の解体 アームが長く3〜4階建ての上部から解体

重機の種類別リース料と費用の目安

Chapter 02
02
Machinery Rental Costs & Operator Fees
ミニユンボ〜ロングアームの日額とオペレーター費

重機の種類と費用(リース料)の目安

重機・機材 リース料の目安(1日) 備考
ミニユンボ(0.1㎥クラス) 1.5〜3万円/日 狭小地・室内解体。オペレーター別
標準ユンボ(0.25〜0.45㎥クラス) 2.5〜5万円/日 一般的な木造・軽量鉄骨解体に使用
大型ユンボ(0.7㎥以上) 5〜10万円/日 RC造・大規模解体に使用
圧砕機アタッチメント +1〜3万円/日 本体リース料に加算
ロングアーム重機 8〜15万円/日 高層解体用。特殊機材のため高額
オペレーター(重機操作員) 2〜3.5万円/日 重機とは別に人件費が発生

これらのリース料は解体費用の一部として見積もりに含まれます。見積書に「重機回送費(運搬費)」が別途計上されることもあり、遠方の現場ほど回送費が高くなります。

建物の構造別・最適な重機の選び方

Chapter 03
03
Choosing the Right Machine by Structure
木造・鉄骨・RC造・狭小地の重機選定

建物の構造別・最適な重機の選び方

建物の構造・立地 適した重機 解体方法のポイント
木造住宅 標準ユンボ+つかみ機(グラップル) 木材をつかんで分別しながら解体
軽量鉄骨造 ユンボ+カッター(鉄骨切断) 鉄骨を切断して分別
RC造(鉄筋コンクリート) 圧砕機(ニブラ)付き重機 コンクリートを砕き鉄筋を分離
狭小地・旗竿地 ミニユンボ+手解体併用 重機が入れない部分は手作業
3階建て以上・高層 ロングアーム重機 上階から順に解体

重機が入れない現場の対応

  • ミニユンボの活用:幅80〜100cmの超小型重機なら狭い間口でも進入可能
  • 手解体(手壊し):重機が全く入れない場合は職人が手作業で解体。工期・費用が増加
  • クレーンでの搬入:敷地の外からクレーンで重機を吊り込むケースもある

重機の観点から見積もりを見極めるポイント

Chapter 04
04
Assessing Estimates from a Machinery View
構造適合・回送費・手解体比率・過剰計上

重機と費用の関係で見積もりを見極める

  • 建物構造に合った重機が選ばれているか:RC造なのに圧砕機がない見積もりは不自然
  • 重機回送費(運搬費)が妥当か:現場までの距離に応じた回送費が計上されているか
  • 手解体の比率が明確か:狭小地の場合、手解体の範囲と費用が明示されているか
  • オペレーター人件費が含まれるか:重機リース料と操作員人件費は別。両方含まれているか確認
  • 過剰な重機の計上がないか:小規模木造に大型重機を計上するなど不自然な項目がないか
Q: 解体費用の見積もりで重機の種類まで確認すべきですか?
A: はい、確認をお勧めします。建物構造に適した重機が選ばれているかで、工期と費用が変わります。特にRC造では圧砕機、鉄骨造ではカッターが必要です。見積書に重機の種類・日数・回送費が明記されているか確認すると、適正な見積もりかどうかを判断しやすくなります。

よくある質問(FAQ)

Chapter 05
05
Frequently Asked Questions
解体重機の種類・費用に関する疑問にお答えします
Q: ユンボとバックホーは違う重機ですか?
A: 基本的に同じ油圧ショベルを指す呼び名です。「ユンボ」「バックホー」「油圧ショベル」「パワーショベル」はほぼ同じ重機の別称です。解体現場で最も基本的に使われる重機で、アタッチメント(先端の道具)を付け替えて様々な作業に対応します。
Q: 狭い土地で重機が入れない場合、費用はどのくらい上がりますか?
A: 手解体の比率が増えるため、通常より20〜50%程度費用が上がることがあります。ミニユンボが使える場合はその範囲で収まりますが、完全な手解体になると人件費と工期が大幅に増加します。狭小地は現地確認込みの見積もりが必須です。
Q: 圧砕機とブレーカーはどう違いますか?
A: 圧砕機(ニブラ)はコンクリートを「挟んで砕く」機械で、RC造の解体に使われ振動・騒音が比較的少ないです。ブレーカーは「打撃で砕く」削岩機で、頑丈な基礎や岩盤に使いますが振動・騒音が大きめです。近隣に配慮する現場では圧砕機が好まれます。
Q: 重機の回送費(運搬費)とは何ですか?
A: 重機を現場まで運ぶトレーラーの運搬費用です。重機は自走できないため専用車両で運びます。現場が遠いほど、また複数の重機を使うほど回送費が高くなります。1台あたり2〜5万円程度が目安で、見積書に計上されます。
FROM THE FOUNDER
菊池隆弘

菊池 隆弘
解体適正価格チェック 代表
業界歴25年 | 25 YEARS IN THE INDUSTRY

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