コンクリートブロック造(CB造)の解体費用の相場|坪数別目安と工法・業者選びのポイント

CB造(コンクリートブロック造)解体費用相場ガイド
Concrete Block House Demolition Cost Guide

コンクリートブロック造(CB造)の解体費用は木造より1.3〜1.5倍高く、廃材の重量が多いため処理費も増大します。坪単価20〜30万円が目安ですが、アスベスト・鉄筋の有無で大きく変動。CB造特有の費用内訳・工法・業者選びのポイントを解説します。

目次

コンクリートブロック造の解体費用と他構造との比較

Chapter 01
01
CB Structure Cost Overview
CB造・RC造・鉄骨・木造の坪単価比較

コンクリートブロック造(CB造)とは

コンクリートブロック造(CB造)は、コンクリートブロックを積み重ねて壁を作る構造形式です。昭和30〜50年代に沖縄・九州南部を中心に多く建てられた構造で、解体費用・工法が木造や鉄骨造と異なります。実は、CB造の解体は廃材の重量が多くなりやすく、処理費用が木造より高くなる傾向があります。

構造の種類 構造の特徴 解体費用目安(坪単価) 特徴
コンクリートブロック造(CB造) ブロックを積んだ壁構造 20〜30万円/坪 廃材が重い。分別が比較的シンプル
鉄筋コンクリート造(RC造) 鉄筋入りコンクリート壁・床 30〜50万円/坪 最も解体費が高い。重機費・廃材処理費が大きい
鉄骨造(S造) 鉄骨フレーム+外壁材 20〜35万円/坪 鉄スクラップ売却で費用が一部相殺される
木造(W造) 木材の柱・梁・壁 15〜25万円/坪 最も安い。廃材は木材チップに再資源化

CB造の解体費用は木造より1.3〜1.5倍程度高くなるのが一般的です。廃材(コンクリートガラ)の重量が多い分、処理費用が膨らみます。

CB造の解体費用の内訳と坪数別の費用目安

Chapter 02
02
Cost Breakdown by Size
費用の内訳と10〜50坪超の目安

CB造の解体費用の内訳と計算方法

費用の項目 総費用に占める割合 特徴
解体工事費(人件費・重機費) 40〜60% 重機による破砕・手作業の組み合わせ
廃棄物処理費(コンクリートガラ) 25〜35% 重量が多いため処理費が嵩む
仮設工事費(養生・足場等) 10〜20% 近隣への粉塵対策が重要
その他(諸経費・産廃マニフェスト等) 5〜10% 法定費用・管理費

CB造の具体的な坪数別費用目安

建物の坪数 解体費用目安 備考
10〜15坪(平屋) 200〜350万円 小規模・平屋タイプ
20〜30坪(平屋〜2階) 400〜700万円 一般的な一戸建て規模
30〜50坪(2階建て) 700〜1,200万円 大型住宅・店舗兼住宅等
50坪超(大型) 1,200万円〜 工場・倉庫・大型施設等

CB造の解体費用は立地・アクセス・残置物の量によっても大きく変動します。上記はあくまで目安として参照してください。

CB造解体の工法と特有の注意事項

Chapter 03
03
Demolition Methods & Cautions
重機工法・アスベスト・粉塵対策

CB造解体の工法と注意事項

主な解体工法

  • 重機(解体用油圧ショベル)による破砕:最も一般的。ブロック壁を重機で崩す
  • 手解体(大型建物の内部・狭小地):重機が入れない箇所は手工具で解体
  • ウォールカッター工法:振動・騒音を抑えたい場合に使用。費用は上がる

CB造解体特有の注意事項

  • アスベスト含有の可能性:昭和40〜50年代のCB造にはアスベスト含有スレート屋根・内装材が多い。事前調査が必要
  • 鉄筋の有無の確認:鉄筋入りのCB造(補強コンクリートブロック造)は解体がより困難で費用が増加
  • 粉塵対策が重要:コンクリートの破砕で大量の粉塵が発生。近隣への養生が不可欠
  • 廃材(コンクリートガラ)の処理:重量が大きいため、搬出車両の回数・処分場との距離が費用に影響

CB造が建っている地域の特徴

CB造は沖縄・九州南部(特に鹿児島・宮崎)に多く見られますが、関東・関西の古い商業地域にも存在します。台風が多い地域で耐風性を高めるために採用された構造です。

CB造解体の業者選びと見積もりのポイント

Chapter 04
04
Contractor Selection Tips
RC・CB実績業者の見極め方

CB造解体の業者選びと見積もりのポイント

  • RC造・CB造の解体実績がある業者を選ぶ:木造専門の業者では重機・廃材処理の対応能力が低い場合がある
  • 廃棄物処理費の内訳(重量・単価)を明示してもらう:コンクリートガラの重量見積もりが適正かどうか確認
  • アスベスト事前調査の実施確認:旧式のCB造は屋根・内装にアスベストが含まれる可能性が高い
  • 近隣への養生計画の確認:コンクリート破砕の粉塵は木造より多く発生するため、養生計画の具体性を確認
  • 解体後の整地仕様の確認:コンクリートガラを全て撤去するか、一部を砕石として使用するかを明確にする
Q: CB造の解体費用はRC造と何が違いますか?
A: RC造は床・梁・柱も全てコンクリートで出来ているためCB造より重量が大きく、解体費用はRC造の方が高くなります(RC造は30〜50万円/坪程度)。CB造はブロック壁が主体でスラブ(床)は鉄骨や木造の場合があり、RC造より少し安い傾向があります。ただし具体的な費用は現地確認が必要です。

よくある質問(FAQ)

Chapter 05
05
Frequently Asked Questions
CB造解体の疑問にお答えします
Q: CB造の建物かどうかはどうやって確認しますか?
A: 外壁を見てコンクリートブロックが積み重なっているように見える場合はCB造の可能性が高いです。建築確認済証・設計図書に「コンクリートブロック造」と記載があれば確実です。建築図面がない場合は業者による現地確認が必要です。
Q: CB造の解体費用の補助金はありますか?
A: 耐震性が低いCB造建物(旧耐震基準・1981年以前)は、各市区町村の耐震改修・除却補助金の対象になる場合があります。特に沖縄県・九州南部の市区町村では旧耐震CB造の解体補助を設けているケースがあります。市区町村の建設課・住宅課に確認してください。
Q: CB造の解体で近隣に粉塵の被害が出た場合はどうなりますか?
A: 粉塵による近隣への損害(洗濯物・外壁の汚れなど)は、解体業者が賠償責任を負います。ただし施主も工事の発注者として一定の責任を問われることがあります。養生計画の確認・近隣への事前説明・工事中の散水(粉塵抑制)の実施を業者に確認することが重要な事前対策です。
Q: CB造の解体は木造より時間がかかりますか?
A: 一般的にCB造は木造より工期が長くなります。コンクリートの破砕・廃材の分別・重量物の搬出に時間がかかるためです。木造30坪2階建てで10〜15営業日のところ、同規模のCB造では15〜25営業日程度が目安になります。
FROM THE FOUNDER
菊池隆弘

菊池 隆弘
解体適正価格チェック 代表
業界歴25年 | 25 YEARS IN THE INDUSTRY

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